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Si elle avait eu de l’argent...

Si elle avait eu de l’argent...

スパンクハッピー 2003/10/30

『ライブビート』公開録音@NHK505スタジオ 2003.10.30

COMBO PIANO / SHINTO(from MUNCHEN) / SPANKHAPPY

残業で遅れてスタジオに入ったが、公開録音だというのになんと出入りが自由である。
もちろん入場のハガキがないといけないのだろうが、
演奏中にバッタバッタとドアが開かれるの(苦笑)。
いいの???
きょうは打込みの音と生演奏で世界を広げる3バンドの音楽を楽しむこととする。

COMBO PIANOは、云わずと知れた渡辺琢磨さんの音の世界。
なんつーのだろう、クラシカルな雰囲気も多いピアノの音で表現力豊かに音を繋げていく。
なんつーのだろう、サウンドトラックのような、なんかのお芝居に使われているような。
内田也哉子さんがやってきて、ポエトリーリーディングと歌。
・・・・ワタシは彼女を嫌いでもなんでもないのだが、
この独特の世界はどのようなところがどう評価されているのかわからない。

SHINTOという名前で2人組がやってきて、ギターのドイツ人(?なの?)と
ヨーロッパ系の顔立ちをしながらめちゃめちゃ日本人のVOCALが、
おそらく4分の3はSPANKHAPPY目当てで来ている聴衆の耳を一気にひきつける。
めちゃめちゃおもしろい!
「まずは謝ることからはじめましょう」と親への懺悔の歌をはじめた瞬間、
SHINTOのファンであると思われる聴衆が手を振りかざし、他の聴衆は笑うばかりである。
なんとなくヴィジュアル系の歌いっぷりにも通じるものがあるが、それよりスゴイかな。
なにしろ曲と歌詞と(ひずんであんまり聴き取れなかったけど)2人の雰囲気に圧倒される。
大爆笑である。
スーパーで買い物する主婦の歌もよかった。いい曲(笑)なのだ。
いや~、ミュンヘンからやってきた(爆笑)このグループ、
もいっかい聴きたいなぁ。それも見なきゃだめ(笑)。これは今日の収穫。

おまちかねのSPANKHAPPY。
云わずと知れた(再)菊地成孔+岩澤瞳のユニット。
もうかなりの年月が経つが、
菊地さんの新宿ピットイン昼の部でのSOLOによく足を運んでいたとき、
ちょうどこのグループの立ち上げが行われ、「新しいヴォーカルの岩澤瞳ちゃんです」と
菊地さんは彼女をステージにあげた。ふつうの若い可愛らしい女の子だった。
でもそれから曲を作りレコーディングをしCDを出しステージを何度もこなし、
いまあの2人はもの凄く美しく(笑)ポップスを歌っている。
前の組が早く終わっちゃったため、時間に余裕ができてしまい、2人のトークがはじまる。
瞳さんは台本のないフリートークではあまり喋らない印象があるのだが、
今日はすこし余裕ができた表情。うまくいった、ってカンジなのかな。とても可愛い。
菊地さんがパフゥームを撒き散らし若干気持ち悪く(笑)なっちゃったのだが、
今度の新アルバムの曲も最高にポップでキャッチーでエレクトリックで鬱で(笑)、
デヴュー曲の「インターナショナル・クライン・ブルー」もステキで、
大勢の聴衆の間を見つけてかろうじて彼らを目に焼き付けて、
楽しくて寂しい(苦笑)ステージを堪能したのであった。
クチパクも多く、おそらく菊地さんが夫人と考えた振り付けも可愛く(笑)、
短くはあったがお客さんにはいい雰囲気でステージは終わった。
収録が終わり、アンコールにこたえてくれたのは、
NHKでは控えたほうがいいらしい歌詞の新曲(笑)。
リリースが非常にたのしみ♪

そいえば、リリースの日はこの『ライブビート』の放送日らしい。12.3



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